第10代廣岡久右衛門の孫：久子

私、西野久子（旧姓廣岡）は、1959年に生まれ、久右衛門の1文字を取って「久子」と名付けられました。

標題の写真は、左から、母と妹、父と久子、祖父（10代久右衛門正直）、
祖母（9代久右衛門正秋の娘・郁）

私が生まれるとき、祖母は出産に備えて入院した母を毎日見舞い
退院時にはずっと私を抱いて帰り、帰宅するや否や、仏壇に直行して
長いことご先祖様に祈ってたそうです。

後年、そのことを母から聞いた私は、
私という存在がいかに廣岡家にとって重要だったか、
と改めて思いました。

その後、父は42歳で病没。
祖父母は廣岡家存続の望みを私に託したのですが
祖母は私が16歳の時に亡くなり、祖父も19歳の時亡くなりました。
その後、私は養子を迎える事も無く、普通に結婚して西野姓になりました。
こうして廣岡家は第10代廣岡久右衛門正直を最後に絶えました。

※連続テレビ小説
主人公のモデルとなった廣岡浅子さんが嫁いだのは分家の廣岡五兵衛家です。私は本家の廣岡久右衛門家の子孫の為、浅子さんと血の繋がりはありません。浅子さんの夫の弟、9代目久右衛門正秋が私の曾祖父です。